クインテッセンス誌 7月号より、「分子栄養学への誘い」と題した連載記事を開始しました。その執筆に時間をとられ、こちらの更新が疎かになり、すみません。
この連載は歯科医療関係者に向けて、栄養医学療法について興味をもってもらえるよう、ちょっと砕けた文体でお届けするものです。
第一回は「きっとあなたも栄養失調!? 大きな変革期を迎えた栄養の常識」と題し。身近な血糖スパイクや副腎疲労について取り上げました。
医療は「患者さんに栄養不足などありえない」との前提で行われいます。しかし現実的に我々は毎日、栄養状態がひじょうに悪い患者さんを平気で治療していないでしょうか。また術者自身も、食後低血糖でアドレナリンやコルチゾールが大量に分泌している状態で診療している事はないでしょうか。
医療に限らず、このようなことが社会全体で生産性を低下させているのは間違いないと思います。
今回の執筆にあたり、溝口徹先生と宮沢賢史先生のご厚意で、資料を使わさせていただきました。誌面でも書いた通りですが、この場でもお礼申し上げます。
クインテッセンス7月号は、7月10日発売です。ぜひお読みになられてください。
なお今後はミトコンドリア・タンパク質・消化管評価・臨床例・精神疾患とメチレーションなどをとりあげます。第二回目はすでに校了、現在第三回目を執筆中です。