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なぜ栄養が重要なのでしょう?

7月19日 歯科医師のための分子栄養学入門セミナー

更新日:

【変更】このセミナーはウェブセミナーのみに変更になりました。(2020年5月1日)

歯科医師・歯科衛生士向けの分子栄養学セミナー

すでにWHITE CROSS や fcebookなどで告知されていますのでご存知の方も多いようですが、7月19日(日)に歯科医師・歯科衛生士向けの分子栄養学セミナーを行います。

膨大な分子栄養学の世界を2時間に凝集する事は不可能なのですが、興味を持って取り組んでいただけるかたが増えてくれればと思い、講演依頼を受諾しました。

歯科医師のための
分子栄養学入門セミナー
座学では終わらせない!! 歯科臨床現場での活かし方を教えます

日 時:2020年7月19日(日) 13:00-17:00(開場12:30)
会 場 : 東京駅徒歩圏内→ウェブセミナーになりました (詳細はお申込み後にご案内)
参加費 : 歯科医師¥15,000 同伴スタッフ¥5,000 ※税込み/事前振込制

ご案内:https://site.plus-sum.jp/20200719
参加登録:https://cf.plus-sum.jp/two-step
facebook:https://www.facebook.com/events/709048006297565/
お問い合わせ:info@plus-sum.jp

さて分子栄養学を私なりに解釈すると、

体を設計図通りに動かす
あるべき姿に近づける

そのための手段です。これはいったいどういうことなのでしょう?

分子栄養学という言葉を初めて聴く方へ

分子栄養学とは簡単に言えば、ビタミンやミネラルなどの栄養素を用いて様々な疾患にアプローチする手法で、その理論に基づく治療手段を「栄養療法」と呼んでいます。すでに内科・心療内科・産婦人科・皮膚科・整形外科などで大きな成果を上げています。

一般に栄養は、現代人においては過剰とお考えの方が多いと思います。しかしそれはカロリーの話で、実は栄養素は過不足・消費過多・吸収不全・代謝障害が著しく、これに伴い多様な不定愁訴が発生しやすい状況にあります。

つまり体が設計図通りに動いていない・あるべき姿から離れている、という事です。

そのような方が歯科医院にも訪れ、治療が思うように進まないことを、実はみなさんはたくさん経験しているはずです。そしてこのような病態に、栄養療法は大きな福音となります。

もっとも一般的な診断方法は、よくある血液検査データーを流用することです。「臓器別評価」などではなく「栄養素の代謝」という方向から読むことで、病態を推測することができるのです。

このセミナーでは臨床的な話から分子栄養学の初歩を遡り、私なりに歯科臨床への応用を模索してきた結果をご報告しようと思っています。

すでに分子栄養学を学んだことがある皆様へ

分子栄養学やオーソモレキュラーという言葉も、ずいぶんと広く知られるようになってきました。研修会に行くと歯科医師や歯科衛生士に会うことも多く、相当多くの歯科関係者が熱心に勉強していることが伺えます。

そして医療とは、実は栄養は十分に供給されている事が大前提で動いているものがほとんどだ、ということにお気づきと思います。驚きましたよね!?

しかしそこで学んだことを、みなさんはどのように実践していらっしゃいますか?ほとんどの方が「自分自身・家族・スタッフの健康管理のため」にだけであり、仕事に、つまり臨床に応用し、実績をあげ、対価を得る、という状況にはなっていないようです。

理由として、歯科は主訴に対して直接栄養が関与する病態が、他科に比べて少ないからだと思います。

歯科は保存・補綴・外科・矯正といった「体の外側から形を変えるアプローチ」がメインで、細胞の修復や正常化に働きかける「体の内側からのアプローチ」は抗生物質と鎮痛剤の投与くらいです。

もちろん顎関節症・口内炎・口腔癌の治療は細胞へのアプローチなので、栄養療法の対象となりやすいのですが、日常多く行う診療行為ではありません。

そのような理由からだと思うのですが、分子栄養学の知識を活かすためにあえて歯科臨床から離れ、栄養カウンセラーやレクチャラーとして活躍されている方もおられます。もちろんそれは一つの方向性として正しいのですが、せっかく国家資格があるのに、何かもったいない気がします。

しかし視点を変えれば、歯周治療は歯周組織の再生を促す必要があり、細菌性プラークによる炎症は免疫が関与するので、栄養療法の対象にならないでしょうか。

またTCHは血糖値のコントロールが、カリエスも単純糖質の過剰摂取が背景にあり、さらに副腎疲労でブラッシングができない、花粉症や反応性低血糖で歯科治療が困難など、ちょっと視点を変えることで、栄養療法は意外に歯科でも応用できそうです。特に口腔機能の維持管理・フレイル予防には根本療法と言ってもよい位置にあると考えています。

このセミナーでは、一般歯科臨床に栄養療法をどう落とし込み、結果を出して収益性をあげてきたか、私が実行してきたことをダイジェストにしてお届けいたします。

またすでに栄養療法で実績を上げている方がおられましたら、ぜひご意見をいただけたらと思っています。

栄養療法が行き詰った人は意外に多い

栄養療法というと「血液検査から不足栄養素を解析し、高額なサプリメントで補う」というイメージをお持ちの方が多いように見受けます。もちろんこれは大きな誤りなのですが、主催者がサプリメントメーカーであることも多く、そう勘違いしてしまうかたも多いのかなと感じています。

私が思うに、栄養療法を実行するうえで一番大切なことは、その患者さんが

なぜそのような食生活になったのか?

なぜ栄養阻害因子を多く抱えることになったのか?

という背景を読み、いかにして気づかせ、自律してもらえるがです。

栄養素の各論や検査値の改善も重要ですが、大げさに言えば生き方や価値観を変えてもらえる位でないと、改善の頭打ちは意外に早くやってきます。

結果「サプリなんてさ〜」で終わってしまう患者さんが大量発生していないでしょうか?

多くの方のご参加をお待ちしております!

吉田歯科診療室







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