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栄養阻害因子とは?

有機酸検査

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有機酸とは体内で産生される様々な化学物質のことで、そのうち尿中に排泄されるもの76項目を測定するのがこの有機酸検査です。体内の化学変化を間接的に診ることができ、自閉症や発達障害の診断から発展してきました。現在、以下のように多くの病態を特定することに応用されています。

  • 動脈硬化
  • メタボリックシンドローム
  • 手足の冷え
  • エネルギー不足
  • 多動性障害
  • 自閉症スペクトラム障害
  • 慢性疲労症候群
  • うつ病
  • 過敏性腸症候群
  • 腸管壁浸漏症候群
  • 下痢、便秘
  • 統合失調症
  • トウレット症候群
  • その他…

検査結果は、下記のような代謝産物ごとに整理されて記載されます。

  • 真菌・細菌の産生物
  • シュウ酸炎代謝物
  • エネルギー生産代謝物
  • 神経伝達物質代謝物
  • ピリミジン代謝物
  • ケトン・脂肪酸代謝物
  • 栄養素マーカー
  • 解毒の指標物質
  • アミノ酸代謝物
  • 骨代謝物

たとえば自閉症患者と健常者の検査値を比較すると、神経伝達物質が過剰だったり不足していたりと、明らかな差があります。その過不足を補正する方向で栄養素を補給すれば、問題は解決に向かいます。

歯科口腔外科では毛髪ミネラル検査と同様に、手術前評価やメンテナンスの指標にすることができます。主に真菌・細菌の産生物で腸内環境を評価したり、神経伝達物質で炎症の度合いを評価します。また抗生物質による腸内悪性菌(カンジダやクロストリジウムなど)の増加具合を診ることもできます。

検査値は、具体的にこんな感じで読んでいきます。

  1. 酒石酸とアラビノースという項目が上がっていると、腸内のカンジダが優勢で、腸管壁浸漏症候群(リーキーガット)になっていると読みます。
  2. キノリン酸と5-HIAAの比率を診ます。どちらもトリプトファンというタンパク質が代謝(化学変化)してできる有機酸ですが、どこかに強い炎症があるかストレス過多だと比率が高くなります。これはセロトニンやメラトニンという精神状態や睡眠に関わる物質の低下を意味します。
  3. コハク酸やフマル酸などで、ミトコンドリアでのエネルギー生産具合を評価します。
  4. HVAとVMA の比率が下がっていると、神経伝達物質であるドーパミンからノルエピネフリンへの転換が異常と判断します。
  5. リン酸が上がっている場合、副甲状腺機能亢進・ビタミンD不足・骨折による骨吸収・鉛の蓄積を疑います。

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有機酸検査は手軽に受けられる検査で、朝一番の尿を容器に入れて入れて送るだけです。保冷パックが付属していますので、予め冷凍庫に入れておきましょう。

検査にあたり注意しなくてはならないの、前々日から果物とワインを摂らないようにするということです。これを摂ってしまうと、酒石酸の値が上がってしまうからです。

検査データーからの評価は、問診・食事記録・血液検査などと照らし合わせて行います。決して有機酸検査だけで評価はしないことが大切です。

それにしても、食物が腸内で代謝された一部が尿中に排泄されるというのはちょっと想像できませんでした。今後は歯周病原菌が産生する有機酸が検出されるようになったらいいですね。

参考サイト

グレートプレインズ・ラボラトリー http://www.greatplainslaboratory.com/organic-acids-test/
アンブロシア http://www.ambrosia-kk.com/product/product_details.php?id=10
カリフォルニアニュートリエンツ http://www.ca-nutrients.com/OAT.html
http://ca-nutrients.com/g-1.html

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