《摂取・咀嚼・消化・吸収・利用・排泄》の各過程で障害があると、せっかくの栄養がムダになったり、逆に害になったりすることがあります。
残念ながら私たちは日々の生活の中で、体にとって有害なものも少なからず摂っており、これを「阻害因子」と呼びます。糖質制限を始める前に、サプリメントやタンパク質を増やす前に、阻害因子を先に排除しておく必要はないでしょうか。
阻害因子の代表は過剰な「糖質」ですが、これは血液検査と食事記録でほぼ判明いたします。
その次に挙げあられるのが水銀・鉛などの「重金属」の細胞内蓄積、そしてカンジダやピロリ菌などの「微生物」の胃腸への感染です。これらは体のエネルギー生産を妨害したり、腸のフィルターを壊して余計なものが体内に入ったりと、多くの不定愁訴の原因となります。
ダルイ、調子がイマイチ、けどなんとなく過ごせているという状態は、阻害因子のせいかもしれません。特にサプリメントが効かない・歯周病を改善したい・インプラントを長持ちさせたい・糖質制限に失敗したという方は、以下の阻害因子検査を状況に応じてお受けになることをお勧めしています。
- 毛髪ミネラル検査
- 有機酸検査
- 遅延型食物アレルギー(IgG抗体)検査
- ピロリ菌検査
- 歯周病菌検査 (PCR法・酵素活性測定法)
- 唾液コルチゾール検査
- AGE(最終糖化産物)検査
- 便総合検査(CSA)
- ゾヌリン検査(リーキーガット検査)
- 遺伝子検査・メチレーション検査
阻害因子の究明と除去は以前より容易になり、血液検査だけでは判らない邪魔者を手軽に発見することができるようになりました。
《What, Inhibitor ?》では阻害因子の考え方とその検査方法、そして阻害因子解消に必要な運動効果などについてお伝えして行きます。
ご注意:上記の検査を歯科医院で行う場合は、歯科・口腔外科的な病名がついており、目的が明確な場合にのみ行えます。