Why, Nutrition ?

なぜ歯科・口腔外科で「栄養」の話が必要なのでしょう? 糖質制限・ケトン体・高タンパク高脂質食・阻害因子とは?急変した食と栄養の医療との関わりについてお伝えします。

What, Nutrition ?

血液検査と食事記録から栄養の過不足を解析し、全身を評価する手法とは?一般的な血液検査とはまったく異なる栄養医学療法の検査値の読み方などについてお伝えします。

What, Inhibitor ?

せっかく栄養を摂っても、吸収や利用を阻害するものがたくさんあります。毛髪ミネラル検査・有機酸検査・ピロリ菌検査・歯周病菌検査などについてお伝えします。

y-dc.org

栄養医学療法による「体の内側」からの治療を取り入れた吉田歯科診療室デンタルメンテナンスクリニック。歯周病・インプラント周囲炎治療・不定愁訴に根本からアプローチします。

Latest From The Blog

  • 3月4日(土)はオープンセ...

    Tweet どなたにもご自由に参加いただける無料のオープンセミナーです Open Seminar vol.62 歯科治療に必要な抗酸化療法      + 開設20周年記念ミニパーティー 平成29年3月4日(土)17:45より 於:吉田歯科診療室デンタルメンテナンスクリニック フロント 「体が酸化する」って聞いた事ありますか? ない? では「リンゴが錆びる」ってのは? これは小学校でも習いますよね。リンゴを切ったままにしておくと、空気中の酸素と反応して茶色くなってしまいます。これが酸化です。 このリンゴのように人の体も徐々に酸化して行きます。そして歯周病やインプラント周囲炎では酸化が極端に進行しています。虫歯の時の歯の神経もきっとそうでしょう。 ではそれを防ぐには? まず「ビタミンC・ビタミンE・アスタキサンチン」などの抗酸化物質をうまく摂取すること、そして「グルタチオン・尿酸」などの元々体にある抗酸化物質を廻すことです。これで歯だけでなく、全身の抗酸化が可能です。 今回のオープンセミナーは尖鋭的な内科ではすでに実施されている「高濃度ビタミンC点滴療法」のご紹介を始め、効果的な抗酸化=アンチエイジングについて歯科口腔外科の立場からご紹介いたします。 そしてセミナー後には、開設20周年記念ミニパーティーを開きます。しかも無料です! 今回は準備の関係上、事前登録制で30名限定になります。お申し込みは下の登録フォームからお願いいたします。 なお登録にあたって、ミニパーティーにご参加いただける方はチェックを入れてください。 それからこのオープンセミナーは一般患者さん優先となっております。歯科医療関係者や私の知人友人関係の方は、ちょっと後回しにさせていただくかもしれません。あらかじめご了承ください。 参加登録はコチラから Tweet Continue Reading →
  • 12月3日はオープンセミナ...

    Tweet Open Seminar vol.61 サプリが効かない人のための90分 ・・・栄養阻害因子についてアレコレ・・・ 平成28年12月3日(土)17:40より 参加無料! 健康には関心あるけで、サプリを使うのはイヤ! サプリメントって、いつまで使えばいいんですか? サプリなんてぜんぜん効かなかったんで、もうイヤです… ハィ、気持ちはよく解ります。しかしサプリメントを使うことだけが栄養医学療法ではありませんので、今回はそのお話です。 どうすれば良いのかというと、限られた栄養素を体内で有効利用できるように準備しておけば良いのです。本当に良い状態であれば、少ない栄養素も有効に廻せるはずなのです。 それには、あなたの体から「栄養阻害因子」を徹底的に除去すれば良いのです。何それ?って、意外な話をいたします。 タンパク質を摂ったらかえって調子が悪い、ビタミンを入れてるのに効果がない、糖質制限をしたらフラフラだ…は、なぜ? キーワードは「腸」と「重金属」、そして「××××」です! 歯周病やインプラント周囲炎を治したい方には特にお勧めいたします。 パンフレットのダウンロード 吉田歯科診療デンタルメンテナンスクリニック 予防と栄養医学療法 Tweet Continue Reading →
  • 包括的便総合検査(CSA)...

    Tweet 腸内環境の大切さは、やっと周知されはじめた感があります。いくら食事を気をつけていても、高価なサプリメントを大量に飲んでいても、消化吸収がうまく行っていなければ効果はガタ落ちです。 腸の中では何がおきているのでしょう?それを調べるのがこの「包括的便総合検査(CSA=Comprehensive Stool Analysis)」。平たく言えばウンチ検査ですが、もちろんただの検便ではありません。   腸内細菌の分布 腸内にはなんと1.0~1,5kgの腸内細菌が生息し、あなたの消化吸収を手伝ったり、ビタミンの合成をしています。人は腸内細菌の力を借りて生きているのです。乳酸菌やビフィズス菌はその代表で、善玉菌と呼ばれます。検査結果でこれらが4+ならOK. しかし中には悪い奴がいて、消化吸収の邪魔をしたり、有害物質を産生したり、腸のフィルターを破壊します(LGS リーキーガットの事です)。代表的なのがカンジダ・ウェルシュ・クロストリジウムディフィシスというやつで、悪玉菌と呼ばれます。悪玉は年齢と共に増加して行きますので、「腸内年齢」が高齢化しないように気をつけなくてなりません。 Tweet Continue Reading →
  • 腸内環境と乳酸菌...

    Tweet私が実際に使っている乳酸菌製剤 腸が超重要と、オヤジを飛ばしてしまいましたが、冗談ではなく本当に一番重要なのが「腸内環境が正常か」ということです。ここがうまく行っていないと、いくら栄養を正しく摂っても吸収してくれません。また逆に不要なものを吸収してしまったり、排出もしてくれません。 サプリメントを大量に摂っているにもかかわらず結果が思わしくない方は多いようですが、吸収障害が起きている可能性が高いので、一度腸内環境を見直す必要があります。 ペプシノーゲンの項でもお話ししたように、日本人は欧米人に比べて胃腸が弱い、すなわち消化吸収が劣る傾向にあります。栄養医学は欧米からやってきたものですから、日本人はこの点に注意する必要があります。 腸というと栄養や水分の吸収しかしないように思われるかもしれませんが、それだけではなく、実はそこに生息する細菌の質と量が健康に多大な影響を及ぼします。何といっても腸は免疫の70%に関与しており、細菌感染が原因である歯周病やインプラント周囲炎の治療に最終的に重要です。 大腸のエネルギー源は短鎖脂肪酸と呼ばれるもので、これは腸内細菌が食物繊維を分解して生産してくれます。すなわち、人間は腸内細菌の力なくして生きてゆくことはできないのです。 大腸の表面は絨毛(じゅうもう)と呼ばれる、絨毯(じゅうたん)のような凹凸構造をしており、その表面積はテニスコート一面分に相当するほど広大です。そしてそこにはビッシリと隙間なく腸内細菌が生息しており、その総重量は1kgもあります。 腸内細菌には乳酸菌やビフィズス菌のような有用な善玉菌・カンジダやクロストリジウムのような悪玉菌・中間の日和見菌に大別されます。 ここで問題になるのは悪玉菌で、善玉菌が減ってくると日和見菌を味方につけて、勢力を拡大します。こうなると腸の免疫産生はガタンと落ちます。つまりイマイチ調子が悪い、しかしそんな状態に慣れてしまい気付かない典型パターンに陥ります。下痢や便秘を放置しているかたが普通におられますが、これがプロローグにも書いたイマイチ現象です。 Tweet Continue Reading →
  • 血糖スパイク...

    Tweet 現代人の食事は糖質が極端に多く、実に様々な悪影響を招いています。 誰もが知っているのはムシ歯で、歯科では患者さんに糖質の悪影響を説明することは日常茶飯です。しかし実はそれ以外にもたいへんな問題を引き起こしています。 その中の一つに「血糖値の乱高下」というものがあります。血糖値というと糖尿病の人以外には無関係のように思われていましたが、実は万人に大アリであることが解かってきました。   血糖値は乱高下する 血糖値とは血液中のブドウ糖の量だと思ってください。平常時ではだいたい90~100 mg/dlと言われていますが、ゴハンを食べると炭水化物は糖質に分解され、30~60分かけて150近くまで上昇します。 血糖値が上がると膵臓からインスリンというホルモンが出てきて、糖分を血中から細胞内に取り込む指令を出します。その結果、血糖値はまた元の値に戻る………というのが従来からの定説です。 ところが実際にはそんな単純ではなく、血糖値とは「ものすごく変動し、それに伴っていろいろな不都合が発生する」という事が解かってきました。これは血糖値を連続して自動で測る機械が出てきて、いろんな結果が集まってきたからなのです。 血糖値は上がって元に戻るのではなく、実は一旦平常時よりも下がります。どうやらそんなに正確にコントロールできないようなのです。 Tweet Continue Reading →
  • ペプシノーゲンを測って...

    Tweet 私たちのところでは、初回の血液検査では必ずペプシノーゲンというものを測らせてもらっています。 その前に、ペプシンて聞いた事ありませんか?胃から出る消化液、簡単に言うと強酸です。ペプシンは胃の中でタンパク質を分解し、小腸から吸収しやすい形に変える役割をしています。したがってペプシンが少なければ消化不良でせっかく食べたものも吸収されず、無駄になってしまいます。それどころか、後で書くように悪影響が出てしまいます。 このペプシンが胃にちゃんと出ているかどうかを直接測るのはちょっと面倒なのですが、血液中のペプシノーゲンというものを測るとだいたい状態が解ります。ペプシノーゲンは胃で造られ、その99%はペプシンに変換され、残りは血液中に入りますので、採血して測定する事ができます。 ペプシノーゲンにはIとIIがあり、Iは胃底腺というところから、IIは噴門とか幽門ということろから分泌されます。Iが70以上あるとペプシンの分泌は十分と判断され、またIはIIの3倍以上が良いとされています。この事から、以下のように推察します。 1・Iが70以上 I/IIが3以上 → 問題なし 2・Iが70未満 I/IIが3未満 → ちょっと心配 3・Iが50未満 I/IIが3未満 → かなり心配 4・Iが30未満 I/IIが2未満 → すごい心配 胃が炎症を起こし萎縮してくると、この値が悪くなって行きます。胃癌の検診に良く用いられるのはそのためで、4のような状態の方は直ちに胃カメラでの診断が必要です。 また胃癌の原因とも言われるピロリ菌がいると萎縮が進むので、ペプシノーゲンの値が悪くなってきます。ですからこの検査と同時にピロリ菌がいるかどうかの検査も同時に行っています(抗ヘリコバクターピロリIgG検査と言います)。 さて私たちのところでペプシノーゲンを測ってみた結果ですが、実はIが70以上の方は未だに一人もおられません。 Tweet Continue Reading →
  • 有機酸検査...

    Tweet 有機酸とは体内で産生される様々な化学物質のことで、そのうち尿中に排泄されるもの76項目を測定するのがこの有機酸検査です。体内の化学変化を間接的に診ることができ、自閉症や発達障害の診断から発展してきました。現在、以下のように多くの病態を特定することに応用されています。 動脈硬化 メタボリックシンドローム 手足の冷え エネルギー不足 多動性障害 自閉症スペクトラム障害 慢性疲労症候群 うつ病 過敏性腸症候群 腸管壁浸漏症候群 下痢、便秘 統合失調症 トウレット症候群 その他… 検査結果は、下記のような代謝産物ごとに整理されて記載されます。 真菌・細菌の産生物 シュウ酸炎代謝物 エネルギー生産代謝物 神経伝達物質代謝物 ピリミジン代謝物 ケトン・脂肪酸代謝物 栄養素マーカー 解毒の指標物質 アミノ酸代謝物 骨代謝物 たとえば自閉症患者と健常者の検査値を比較すると、神経伝達物質が過剰だったり不足していたりと、明らかな差があります。その過不足を補正する方向で栄養素を補給すれば、問題は解決に向かいます。 歯科口腔外科では毛髪ミネラル検査と同様に、手術前評価やメンテナンスの指標にすることができます。主に真菌・細菌の産生物で腸内環境を評価したり、神経伝達物質で炎症の度合いを評価します。また抗生物質による腸内悪性菌(カンジダやクロストリジウムなど)の増加具合を診ることもできます。 Tweet Continue Reading →
  • 毛髪ミネラル検査...

    Tweet 毛髪ミネラル検査は髪の毛の根本3cm に在る微量元素を測定することで、直近3カ月程度の以下の項目について調べます。これは血液検査では得ることができない貴重なデーターとして鬱や疲労の検査に応用されていますが、歯科口腔外科でも有益で、私たちは手術前評価やメンテナンスの指標としています。 水銀・鉛・カドミウムなどの有害重金属の蓄積量と排泄能力 脱灰(骨からカルシウムの溶出)の程度 マグネシウムの量 ナトリウムとカルシウムのバランス その他の必須ミネラルの量とバランス 副腎疲労の程度 その他… 重金属 解りやすいのが1の重金属です。これらの蓄積は細胞のミトコンドリア内でエネルギー産生を阻害したり、細胞の分化を妨害します。つまり「疲れやすい」とか「傷の治りが悪い」の元凶で、ビタミンB群のサプリメントを多く摂っているにもかかわらず効果がイマイチという方は、まずこの重金属が毛髪から出てこないかを確認した方が良いでしょう。 ただしこの値は排泄している量や能力を診ていますので、検出されるということは、良好に排泄している証拠とも言えます。重要なのは食事記録や問診などから、重金属が溜まる生活環境かどうかを判断することです。例えば水銀は残念なことに魚に多く含まれる傾向にあります。また歯の詰め物にアマルガムという水銀化合物を使っていると、持続的に水銀を摂取していることになります。また鉛は古い水道管のせいかもしれません。 Tweet Continue Reading →
  • 基準値は正常値ではあり...

    Tweet 血液検査の結果をご報告するときに最初にお断りしなくてはならないのは、測定値の横に書いてある「基準値」のことです。多くの方はこの基準値内に入っていれば「正常」と勘違いしておられますが(私も以前はそうでした…)まったく違います。すなわち、基準値はあくまで基準であり、参考程度ということです。ちなみに英語では”reference value’と言います。 この基準値はどのようにして決められたものかというと、その検査会社の「社員」を採血して決められています。ではその社員はみんな健康で正常な値なのでしょうか?とてもそうとは思えません。もちろん極端に平均から外れた人の値は削除されて決まるわけですが、このような仕組みのため基準値とは検査会社によってバラバラです。すなわちA社では基準値内だが、B社では基準値外ということが頻発します。 基準値はあくまでその会社の基準で、参考にしてくださいという意味です。昨今の栄養の過不足を省みるまでもなく、統計の母集団には健康が思わしくない人が多数含まれていることでしょう。 もちろん会社により使う検査試薬も装置も違いますので、それだけでもバラツキがでてきます。そのような事を勘案して診断が進められます。 検査結果が基準値内で一安心と言いたいところですが、機械的にOKというような話であれば、それは小学生でもできる仕事で医師の仕事ではありません。測定値の上下変動には多くの要因が絡んできますので、徐々にご説明して行きたいと思います。 参考サイト:Blog:歯界良好 血液検査ってヘンだ? Tweet Continue Reading →
  • タンパク質を増やしたら...

    Tweet 食事記録と血液検査データーを読んでいると、もうほとんどの方が「タンパク質の摂取不足」であることが解ります。 タンパク質は体の中で1日約200gがリサイクルされていますが、排泄される分を補うために毎日約70gを食事から摂る必要があると言われています。 タンパク質をほとんど食べていないのに、総タンパクは7.4くらいで基準値に入っている方がおられます。これは低タンパクと同時に脱水による血液濃縮がおきているため、見かけ上基準値内に入っているのではないかと予想します。必要なタンパク質は、筋肉を分解して得ています。その分体重が減りそうですが、糖質過多の食事をしていると脂肪が溜まって行きますので、±0で気がつきません。 分子整合栄養医学を始めて学んだとき、タンパク質の大切さを教えられました。だから解りやすく肉・卵・チーズをたくさん食べましょうという、MEC食が提唱されるわけです。これに野菜を加えれば完璧…と、最初はそう思っていました。 しかし現実はそんなに簡単ではなく、タンパク質を増やすとかえって調子が悪くなる人がけっこういることを知りました。 原因は簡単でした。胃腸がうまく動いてなく、消化不良を起こしているのです。具体的にはこうです。 Tweet Continue Reading →